■学年制による高校
高校には「単位制」の学校と「学年制」の学校があります。「学年制」は多くの全日制高校で導入され、1年生、2年生、3年生の各学年で修得単位数が決まっています。ただし、出席や成績の状況によっては原級留置(留年)があります。「学年」を順に進めて卒業に必要な単位数を修得することで卒業となります。なお、留年した場合は、修得できなかった科目だけでなく、その学年のすべて科目を履修し直す場合があります。
■高校卒業のための単位数
国の示す基準によると高校卒業に必要な単位数は「74単位以上」とされています。一般的な高等学校では卒業に必要な単位数が90?100単位であることと比べて、両津キャンパスでは卒業に必要な単位数を「74単位」としています。これは、空いた時間を探究学習や進路学習にあてることで、各自の興味・関心に応じた学習に取り組んでもらうためのものです。
■定時制高校との違い
「全日制」が朝から夕方まで学校が定めた時間割にそった授業があるのに対して、「定時制」では、午前部、または午後部のように、決められた時間帯に授業があります。日々の授業数が少ないので4年間での卒業を基本としています。ただし、授業時間外に特別授業を受講したり、取得した資格等が単位として認定されたりすることで、3年間で卒業できる定時制高校もあります。